おとといの記事でBIGBANGの新曲「エラモルゲッタ」について書いたらアクセス数が凄いことになりました。
ほとんどの方が「エラモルゲッタ 意味」検索経由でこのブログにたどり着いているようです。
発表からまだ48時間しか経ってないのにBIGBANGすげえ。の一言。
中には「BIGBANGの新曲誰のことを書いたの」という、BIGBANGの心情を知りたいけなげなニーズも・・
韓国語の「~ニダ」って何なの?
ところで韓国語ってニダニダ言いませんか?
それこそ北朝鮮のあの女性アナウンサーは5秒おきにスミダって言ってるんじゃないだろうか。(厳密にはスムニダ)
中国人の場合はアルアル言いますよね。アニメと漫画でしか見たことないけど。
語尾にニダかセヨをつければそれっぽく聞こえちゃうみたいな
結論からいうと、あれは丁寧な語尾です。
日本語の「です・ます」と同じ立ち位置です。
韓国語も日本語と同じように厳格な敬語の使い分けが存在する。
実は韓国語にも割とがっちり敬語があり、語尾をちょっとでもはしょると新卒1年目ではじめてできた上司に向かって「まだまだわからないことだらけですが精一杯努力しますので、、ヨロシク」って言っちゃうのと同じようなモーレツな違和感があります。
使い分けは主に語尾で。
そして使い分けというのは日本語と同じように語尾で行います。
その中でも「ニダ」はモスト・オブ・ザ敬語なんです実は。
だから北朝鮮のあの女性アナウンサーは語尾に「スミダ」しか使わないんです。
「イムニダ」と「ハムニダ」の違いは?
少し韓国語をかじったことがある人や韓国ドラマを観る人なんかは思うんじゃないかなーと思うのですが、ニダはニダでも「イムニダ」「ハムニダ」「スムニダ」とか色々あるんですね。もー、なんなん?ってかんじですが結構単純に使い分けしています。
イムニダは”名詞”をつくり、ハムニダは”動詞”をつくる
そうイムニダは”名詞”、ハムニダは”動詞”につく語尾です。
もう完全に「(名詞)です・(動詞)ます」ですね!簡単じゃ〜。
というか日本語の「です・ます」ってそういうことだったんかー
なので自己紹介する時は「名前+イムニダ」でOK
これで初対面の人にも失礼のない丁寧な自己紹介ができます!
むしろ丁寧すぎるくらい!(笑)
ハムニダは動詞をつくる語尾。
例を挙げると、韓国語でありがとうを意味する「カムサハムニダ」。
さすがにこれくらいなら聞いたことある人多いんじゃないでしょうか。
これは「カムサ(感謝)」という言葉に「ハムニダ(する)」がついてできた言葉です。
感謝する、転じて”ありがとう”。
ついでにいうとアンニョンハセヨは「アンニョン(安寧)」+「ハセヨ(してください)」でこんにちはの意。
おもしろいぃー。
じゃあ、「~スムニダ」は?
スムニダは簡単にいうと過去を作る丁寧な語尾 です。
単純に付ければ良いだけではなく、活用の変化などがありますが
〜スムニダは基本的に過去形です。
だから北朝鮮のあの女性アナウンサーは”すでに起こった出来事”を述べているから語尾がいつも「スミダ」なんです。
サランへッソスムニダは愛していました。そう、もう終わってる。
「サラン」は韓国語で”愛”という意味です。
これに動詞をつくる「ハムニダ」をつけてあげると「サランハムニダ」”愛しています”になります。
だがしかし。
「スムニダ」を活用してつけると、「サランヘッソスムニダ」になりこれは”愛していました”という今にも韓国ドラマに出てきそうな哀愁漂う表現になります。
おもしろいぃ(私だけ?)
でも日常ではそこまでつかわない語尾なんだなぁ。
ここまで散々さまざまな「ニダ」について話してきましたが、
〜ニダって日常であまりつかわないんですよね・・
仲のいい先輩に「肩をお揉みいたしましょうか?」とか言わないのと同じで、「〜ニダ」はちょっと固すぎるんです。
(そういうシチュエーションもないか)
それこそ、軍隊とか、公式な場所でのスピーチや、ニュースみたいな感じですね。
ただ、いただきますやいってきますなどのあいさつ文は「ニダ」を使うことの方が多いです。定型文な感じですね。
韓国語も語尾に敏感な言語だった
日本語も語尾を変えるとめっちゃ雰囲気が変わります。
NARUTOにでてくるキャラクターを見れば明白ですよね。
それと同じように韓国語も語尾に敏感です。
一気に丁寧すぎる表現になったり失礼すぎる表現になったり。
ただ、われわれ日本人はすでにそのニュアンスを使い分けながら育ってきているので勉強せずとも韓国語でも自然に使い分けできるようになりますよ( ◠‿◠ )
ただ、アラレちゃんの「だっちゃ」とかナルトの「だってばよ」とか生まれちゃう日本語はモンスターすぎると思う。(笑)