ごきんじょログ

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【感想】2019年1月の読んだ本、観た映画

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2019年となり、仕事始めを終え、はじめての休日。

やはり休日は良いですな・・!

 

年末年始休暇で本読んだり映画観たりしたので、記録をのこしておきます。

あと、アイキャッチ画像で彷徨っているので(どのサービスつかって作るのがいいのかなーとか)そのあたりの練習の意味も込めて。(正月っぽい赤背景にした笑)

 

■アリースター誕生(映画)

元旦に新宿で観た。

過去数回に渡りリメイクされてきた作品だけあって、ストーリー自体に新鮮さはなかったかも。

でもやっぱりガガ様の歌声は素晴らしい・・・

大きなステージで思い切り歌を歌うのは気持ちがいいだろうなーと伝わってきた。

たまに、音楽やお酒で自分を解放する時間をつくってみたいね。(ただの憧れ)

映画のように偶然出会った人と夢を叶えていく、ってことはないんだろうけど、映画の気分に浸りながらお酒飲んだら絶対うまい。

ストーリーから学んだこととしては、深掘りしないと自分を簡単に見失うということか。

私って何がしたいんだっけ、もうそうだけど、私ってなんでここにいるんだっけ?なんでこの人といるんだっけ?も含め、居場所を定期点検したい。最近はShallowをリピート再生しております。

 

■日本国紀(書籍)

書くと長くなりそうなので、さらっと・・。

1月2日に池袋のサンシャインで購入。久々に本に没頭した。

日々の楽しみになっていたので「もうすぐ開国しそう」とか「来週には高度経済成長しそう」とか周りに報告してた(笑)

レビューやSNSでは内容の真偽を取り沙汰されているけど、単純に日本史を「通史で読める」のは画期的だと思う。恐らく読まなければ真偽を確かめようともならないので。

私はもともと歴史が好きな方だと思うけど、ここ最近は本当に歴史のことなんて気にせずに生活してた。

でも、どういう判断を繰り返しながら今があるのかを知ることによって、これから「どのように判断をしないといけないか」を考えるきっかけになった。歴史や政治の話は酒の席なんかではタブーだけど(私も政治的信条とか聞かれるとイヤだな・・)自分の中に持っておく必要はある。じゃないと都合のいい方に流されそうだし流されたことにも気づかないだろうな・・

話は変わるけど日本各地にある「お城」。これは火事や戦火によって焼失しているものが多いけれど、江戸から明治になる際に出された「廃城令」によって自主的に取り壊されたものも多いという事実。

知らなかった・・。たまたま四国育ちなので常に身近に「現存天守閣」があったけれど、すごく貴重なことだったんだなと。このあたりの貴重さをわかる人が減っていくと、現存のための資金やボランティア確保が蔑ろにされそう。

この辺りも含め、自分が日本人としてどうあるべきかを考える正月になった。

 

ムンク展(美術館)

ムンクといえば「叫び」のイメージしかなくて「奇抜な絵を描く人」と思っている人は多分そのイメージが変わる。

時系列で作品を見ていくとムンクは「起業家」・「経営者」に近い人物だと感じる。

見えるものではなく見たものを描くというパッションも伝わるけれど、そのためにはあらゆる手段を試す姿勢やどうすれば多くの人に見てもらえるか、拡散されるかを計算する強かさのようなもの。

そんなムンクの姿を見てからの「叫び」からは、なにか「ついに見つけた」「ようやく出来た」という達成感を勝手に感じてしまった。しかも、それさえも複数の画材を使って表現を試そうとしている。

その後も象徴的な絵を描き続けたムンクだけど、最後の方はあっさりしているというか、淡々と死に向かう準備をしてる。

最晩年のムンクの自画像からは「やりきった感」に近いものを感じるし、清々しい気持ちになった。

私の浅い知識に頼ると、画家といえば生前は不遇に過ごし、死後時間が経って認められるというイメージがあったけれど、ムンクは生前に勲章を受賞して、自分の絵は全てオスロ市に寄贈するという遺言まで残している。

美術館に行ったら、一番心が動いた絵のポストカードだけ買おうと決めているけど、今回は迷わずに「最晩年のムンク」を購入した。

 

 

以上、感想を簡単に書いてみました。

見たもの聞いたもの、心の動いたものは時間が経ってから効力が増したりする。

ちゃんとその時の気持ちを残して、数年後に見返したりしたいなー。