ごきんじょログ

中国と韓国の両方に住んだことがある日本人が更新しています!

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新卒で入った会社を1年8カ月で辞めて1年間中国に行ってきた話

自分の過去の経験を記憶が薄れる前にちょっとずつシェアしていきたい記事です。

 

今回のテーマは中国に住んでみたい、中国で働いてみたいという長年の夢が忘れられず新卒で入った会社を辞めてしまった話。

たぶん、私以外にも本当は●●したかったけど周りがみんな就職するから就職した。だとか、就職したものの諦めきれない夢があって、時間だけ経っていくことに焦っている人がいるはず。

なので、そういう思いのある人にむけて 結論、何とかなるから早めに行動したほうがいいと思う!という内容です。

 

私が会社をやめて中国に行った話

私が中国へと旅立ったのは2016年6月。

2014年4月に新卒で入った会社を1年8ヶ月で退職し、その後半年間ビザやお金の準備をしてから出発しました。その後は北京にある日系ベンチャーで約1年間、ECとプロモーションのインターンを経験させてもらいました。

 

この先は、なぜ行きたかったのか?行った後目的は達成できたのか?もっとこうしたらよかったと後悔していることはあるか?をお話しします。

 

なぜ行きたかったのか

割と小さい時から漠然と中国への憧れのようなものがあったのですが、高校時代に北京オリンピックを見て「これからは中国だな。」と確信に変わったのを覚えています。意気揚々と大学に進み第二言語で中国語を取りましたがなぜか韓国語に浮気。(別記事で留学について触れます)以後中国が心の中にはずっとありつつも、あまり触れることなく社会人となってしまいました。

 

そして社会人となり上京した私。オフィス機器の法人営業から社会の扉を開きました。

 

今思うとここが私を中国に再び向わせる大きなきっかけとなりました。

 

結論、営業の仕事が自分に合ってなさ過ぎて毎日が嫌で仕方ありませんでした。人と話すのが苦手なわけではなかったのですが、営業という行為が、自分のためにも人のためにも役立っているとどうしても感じることができなくて、なんだかとても辛かったのです。

 

しかも、中国語なんて一言もつかわない。そもそも中国に関わりもない。このルートをいつまでも進んでいていいのか常に疑問がありました。

 

そして、たまたま自分が営業担当していた業界がIT業界だったことものちに大きな影響になりました。キラキラした綺麗なオフィスに訪問するたびにこんな環境で働ける人がいるんだと衝撃を受けたのを覚えています。地元にいるころや、就職活動してたころには気づくことさえなかった世界。そして、自分もいつか絶対こういう環境で働きたいと思うようになりました。

 

とはいえ、なんの実績もない私が中国語を使いながらIT業界で働くには途方もない時間がかかりそうです。

最短で叶えるためにはどうしたらいいか?をノートに書きだしながらひたすら考えました。

 

出した答えはなんとも短絡的ですが「中国にあるIT企業で一年働いて実績を積んでくる」でした。

 

きっとその選択を評価してくれる会社があるだろうと思ったのです。もちろん評価してくれない会社も多いだろうなとも思いました。新卒で入った会社を2年足らずでやめる中途半端なやつとも言えますので、、。でも、最低でも3年は仕事を続けるべきだとか、インターンなんて仕事のうちに入らないだとか、そういう評価軸をもつ会社はそもそも自分に合わないと思ったので割り切りました。

 

目的は達成できたか?

そして中国に旅立ち、1年後。

本当に中国語を使いながらIT業界で働いている自分がいました。中国に行く前、そこからものすごく遠いところにいたことを考えると、本当に正しい選択をしたと思っています。わがままな理由での退職を許してくれた新卒の会社にも、私の経験を評価してくれた今の会社にもめちゃくちゃ感謝しています。

 

ちなみに転職活動は中国にいるときから開始しました。便利なもので、スカイプがあれば面接までできるのです。帰国してから二次面接、最終面接に臨みました。余談ですが帰国してからお金がなさ過ぎて祖母にお金を借りて東京まで最終面接にいきました。。涙

 

思い返すと、新卒で営業していた頃は、私は能力がない、本当にだめだ、、。って自信喪失していましたが、今は強みを生かせる環境で自信をつけながら働けていると思います。

 

誰にでも強みを生かせる環境は絶対にあるけど、待っているだけではやってこないので、もし今いる環境で強みを生かせていないと感じるのであれば、そのまま沈んで行くよりは早めにその環境を変える努力と勇気が必要だなと改めて思います。

 

しかも、素晴らしいことに仕事以外でも交友関係が自分の望む環境へシフトして行ってるのを実感します!自分が望む環境で還元できるネタを持っているのは大きいです。

 

後悔していることはあるか?

会社をやめてから中国にいくまで準備期間に半年かかったのは本当にNGだったと思います。少なくとも3ヶ月は縮められた。

お金の計算が甘かったのと、インターンの情報探しの仕方が間違ってた。インターンの仲介業者さんとやりとりしながら探してましたが、むちゃくちゃいまいちで。。日本人でもできる簡単な仕事。って感じでした。面接代で数万円も支払った後でしたが、最終的には自分でウォンテッドリーで海外インターンを募集している会社を探し、そこに行くことに決めました。

 

半年の準備期間中は周りのみんなが新卒2年目3年目として働いている中、派遣したりバイトしたり不規則な生活してて、なんだか後ろめたさもあって精神的にちょっときつかったのを思い出します。今の自分だったら周りが働いていようと自分のルールで生きられるだろうけどあのときは自信もなかったしとても繊細だった。。

結局ウォンテッドリーで探すという方法だったり、ヒントをくれたのは自分が相談した周りの人だったので、人にどんどん相談すべきだったなーと思います。なので、もし海外行きを躊躇してたり方法が見つからない方いらっしゃったらぜひ私にコメントください。

 

北京での過ごし方も今思うとやたら未来を心配して不安定な気持ちになってました。天気も毎日曇りだし。笑

不安という感情って注意力とか集中力散漫させますよね。

アメリカのできる人たちってお金を払ってまでマインドコントロールの勉強するみたいですが、本当に精神をどう保つかって大事。

 

今の私が北京いた頃の自分に言いたいのは、この選択が未来につながっていると自分の中むりやり理由づけして確信しろ!ということ。せっかく海外にいながらダラダラした1日を過ごしてしまっても、それを含めてもやっぱり貴重な時間をちゃんと過ごせているんだと感謝しろ!ということ。

 

もっとブログ書けばよかった、もっと中国語話しに外に出ればよかったとかきりないですけど、理想に描いていた環境への切符を手にしたのがいちばんの収穫でした。そう思うと、新卒の時のモヤモヤも必要なものだったのだなと思えます。

 

まとめ

中国に関わらず、海外に行きたい理由があるのならば、それが未来の自分をよくする確信があるのならば、絶対早く行ったほうがいいです。中国の場合ですが、お金はとりあえず30〜50万あれば一年やれます。なくなったら現地で調達すればいいんです。

 

エラそうなことを言いましたが、自分の経験が誰かの後押しになったらめちゃくちゃ嬉しいです。ここまでお付き合い頂きありがとうございました!(*^^*)