中国人と韓国人の英語力
今回は中国人と韓国人の”英語力”について書いて見たいと思います。
というのも、「日本人は学校で習ってきたにも関わらず英語が苦手」「発音が悪い」「完璧に話そうとするからイケナイ」などと色々言われる日本人の英語力ですが
基本的に同じようなことは中国と韓国でも言われています。
「習ったけど、できませーん」
ただ、英語に対する考え方とか発音の良し悪しとかは若干違っていてなかなか面白いのです。
韓国人の英語力
・TOEICに対する熱意が異常
・日本人よりは割合的に話せる人が多い印象
・発音は独特
TOEICに関しては間違いなく韓国人には敵いません。
と言うのも、
彼らには高得点でなければどの会社にも入れないといった強迫観念にも似たTOEIC信仰があり、英語が話せるようになりたい、実務で必要、留学に行きたいなどの目的よりも”とりあえず取っとく”と言ったような”自動車免許”に近いモノがあるのです。本屋でもTOEIC本が平積みされています。
本当に今まで出会ってきた韓国人(主に学生)は例外なく高得点ホルダー。
私の感覚値だと700点以下は恥ずかしいレベル。
600点を超えたことがない私が語ってすみません。心からお詫びします。
というか、TOEICの受験者人口は日本+韓国だけで全世界の約80パーセントを占めると言われています。
そんなにガラパゴスな試験だとは・・
TOEIC高得点の人は多いですが、だからと言って流暢に話せるわけではありません。
話せない人の方が圧倒的に多いです。
ただ、基礎英語力が高めなので簡単な文法を組み立ててちょっとした会話ができる人は多かった。
日本人だととっさに英語が必要になった場面でたじろぐ人が多いと思いますが、このあたりは韓国人の方が自信持って対応する印象です。
韓国人の英語の発音
実際に話をしたり韓国のネット掲示板を見る限り、
韓国人は日本人より発音が綺麗と思ってる人が多いです。
例えば外来語など日本人はカタカナ式に発音するけど、
韓国語だとより英語に近いまま発音するからとか。
例えばマクドナルドはメクドナルドゥ。たしかに英語っぽいといえば英語っぽい。
ただ、ワイファイなどはワイパイですし、コーヒーもコピ。
韓国式も危ういのがたくさん存在します(笑)
肝心な発音も、どことなく舌足らずな独特の発音をする人が多いです。
きっとネイティブから見たら日本人の発音と韓国人の発音なんてどんぐりの背比べなのでしょう。
中国人の英語力
・TOEICはあまり一般的ではない
・中国語に対する強い自信
・RとLやHとFなど普通に聞き分け出来る
TOEICはあまり一般的ではなく、受験料もなぜか日本韓国と比べてお高めの設定。
一回で600元くらいするので、どんなにいいレートでも一回1万円近くします。
そもそも英語学習の必要性をそこまで感じてない人が多いなと言う印象。
「世界中にこんなにたくさんの中国人がいるのに、中国語が話せたらそれでよくね?」
中国人のTOEICの平均スコアが日本・韓国より高いというデータを見たことがありますが、そもそも中国でTOEICを受ける人というのはよっぽど英語が必要だとかなにか理由がある人だと思います。本屋に行ってもTOEIC本が平積みされていることはまずなく、英語コーナーの棚にひっそりと並べられている程度です。
それよりも、英会話の本が多い。
資格や武器として勉強するよりも英語を話せるようになりたい人がポジティブにはじめるイメージです。
そのためか中国のカフェなど英語で商談する中国人をちらほら見かけます。
なんとなく・とりあえずで勉強する人はほとんどいないが、勉強する人はちゃんと勉強する。
中国人の英語の発音
これも中国人だから特別良いとか言うことは全くありません。
やはり巻き舌が混ざるような独特な発音です。
ただ、中国にもRとL、HとFの区別があるので
英語のRとL、HとFは難なく聞き分けできます。
これは英語ができない私の中国人の友人たちも例外なく聞き分けできてました。
そして彼らも「日本人の英語の発音って悪いんでしょ?」と言います。
ネイティブからすりゃ絶対どっちもどっちだと思いますが、
カタカナ英語のせいか悲しきイメージ・・。
結局個人差です
結局のところ、英語学習人口の多い韓国、聞き分けの得意な中国など特徴はあるもののできるできない、話せる話せないは個人差です。
日本人の発音はディスられますが、彼らとそう大差ないと私は思います。
ただ、やたら自信ありげに話す中国人韓国人から学ぶことは多そうです。
おまけ
\\\\本日は中国の新年٩( 'ω' )و ////
昨晩は日本で言うおおみそか。中国人のお宅におじゃまをし、一緒に年越しを・・するはずでしたが”白酒”を飲みすぎて年越せませんでした。潰れて気づいたら朝。ああ思い出しただけでキモチワルイ・・