中国版タイムチケットappを発見しました。
タイムチケット
わたしの30分、売りはじめます。がキャッチコピーのタイムシェアサービス。起業相談や写真撮影、プログラミングレクチャーなどそれぞれが自分の特技を生かしてそのスキルを求めている人たちに30分単位で時間を販売することができる。
その名も「约单」(ユエダン)
中国版タイムチケットの名前は「约单」(ユエダン)。こちらも同じように自分の特技を生かして1時間単位で時間を販売することができます。
語学、音楽、料理、ジャンルは様々。
タイムチケットはITリテラシー高めな人たちのプラットフォームな印象ですが、こちらはより大衆向け。
中には「一緒に映画を観ます」「ランニングに付き添います」というものも。
「日本語教えます」
と言うわけで、私も早速登録をしてみることに。
私の特技・・というと日本語しか思いつかなかったので、
「日本語を教えます、一緒に会話しましょう」
と登録しました。
1時間100元で設定。(約1,600円)
近くの人をさがすことができる
このアプリは近所で完結するところに特徴があります。
現在地からリーチして、みんなが発行しているチケットが現在地から近い順に表示されるようになっています。
逆も然り、自分のチケットも付近の人たちへ通知されます。
日本では信じられないくらい付近に利用者がわんさかいます。(笑)
電話がかかってきた
おもしろいなーと思いながらアプリを見た初日。まあ予約は入らないだろうと迎えた翌日午前、いきなり一本の電話。通知をみると”约单”の名が。
出て見ると若い男性の声。
「あの・・日本人ですか?」
(ちなみに相手の電話番号は表示されません。自分の電話番号も知らされません)
「日本語を勉強したいんですが、、今日時間ありますか?」
今日!??展開の早さに驚くものの、聞いて見るとものすごく近所に住んでいるではありませんか。
そして夜近所のKFCでレクチャーすることに。
ひらがなが全く読めない
念のために「日本語 一から教える 方法」と事前にググり、
ひらがなとカタカナの50音表を持参していきました。
会ってみると若い中国の男の子。
すでに北京で働いていて、今年で20歳だそう。
日本語を勉強したいという若者が中国北京の郊外にいることにひたすら感動する私。
まず、なんで日本語を勉強しようと思ったの?と聞くと、
「なにか外国語を勉強した方がいいかなと思って・・」
とのこと。そこで日本語に白羽の矢が立ったと言うことか。責任重大。
そして話していくうちに判明しました、彼は日本語が全くできない。
まずは50音から・・
というわけでまずは印刷してきた50音表を見せます。
そこで、ドン引き。
「え、、、こんなにあるんですか」
特に「ん」の存在が意味不明の様子でした。
カタカナは外来語のときに使うんだよ、などと話しているうちに彼の表情からみるみる日本語に対する興味が失せていくのがわかりました。
やっぱ、あいさつから・・(気を取り直して)
文字からという入りは完全にミスでした。あいさつにチェンジ。
簡単な自己紹介、こんにちはなどの挨拶をレクチャー。
し、か、し・・
私は 〇〇 です。のですをどう説明したらいいかわからなかったり・・
暗記をさせるような教え方になってしまいました。
全くの初心者に日本語を教えるのは至難の技
約1時間、日本語の練習に加えてこれからの話をしました。
私も20歳の頃に韓国語の勉強をはじめたこと、今は中国語も話せるようになったこと。
はじめは全くわからなかったけど続けてみたこと。
20歳という今なにかを始めようと思ったのはとっても大事なことだということ!!!
「今日の感想を三文字で表すと难 难 难です・・」
と言われてしまい、結局難しいイメージを与えてしまいましたが、
はじめて日本人に会ったと言うことで彼の中で日本に対する興味が大きくなれば嬉しいなと思っております!
そして、まーったく日本語がわからない外国人に対して根気よく教える日本語の先生は偉大だ。上級クラスの先生より、初級クラスの先生の方が大変かも。
中国のスピード感を感じたアプリだった。
登録して次の日には日本語を教えたことになるので、やっぱりスピード感や利用者の多さは半端ないなと思いました。
電話ですぐに問い合わせようというのもほんとに中国人らしい!
中国に住んでいる日本人の方、何か特技があれば登録してみることをおすすめします( ◠‿◠ )